sunday-labの日本語訳版です。英語版のXOOPS Cube関連記事を翻訳作業中...

2008年5月17日土曜日

Revival of Free Software (2)

日本 IT/Web 産業は、好景気です。私達が子供のころは、みんなプロ野球選手になりたがっていました。しかし、いま、若い人たちはウェブサービスのクリエイターになることを望み、努力を続けています。

この国において、 IT/Web オープンソースソフトウェアは、重要な意味を持っています。それは、開発者のキャリアを変化させ、開発者のチャンスを作り、そして開発者の人生に何かを与えます。

オープンソースの成果物は、ビジネス活動に積極的に使われます(IT産業では)。一部の人はオープンソースはビジネス活動とセットで語られなければならないと考えています。もちろん、この地球には IT/Web に関するものではない様々なオープンソースがあります。しかし、彼らはそんなものが地球上に存在するとは思っていないでしょう。少なくとも iPod で DOOM を動かすことに挑戦するようなプロジェクトは彼らの視界に入っていません。

いずれにせよ活動が活発なのはよいことです。しかし、 IT/Web OSS がビジネス活動に活発に使われたために、 XOOPS Cube は誤解に苦しまなければなりませんでした。

ご存じのように、 XOOPS Cube は、プリミティブなフリーソフトウェア活動のうちの 1 つです。しかし、人々は、そうは考えてくれません。なぜなら、 XOOPS Cube は、ビジネス活動のために使われることになっている IT/Web OSS だからです。

なぜか、最近の日本では、フリーソフトウェア活動は企業やビジネス活動と直接的にコラボレートするべきだという主張があります。

フリーソフトウェアとビジネスの関係は数十年前に結論が出ています。あなたはそれをフリーソフトウェア財団のウェブページで読むことができます。それについて改めて論じることは悪いことではありませんが、たくさんの人がその再定義に時間を浪費する必要はないでしょう。もし彼らが、そのような議論が OSS の発展のために必要だと考えているならば、ぜひ iPod で DOOM を動かすといったエクセレントなプロジェクトを含め OSS 全般に目を向けてもらいたいものです。結局のところ彼らは特定のものを発展させたいだけで、「OSS の発展」という言葉はオブラートとして使っているだけにすぎません。

XOOPS Cube プロジェクトは、だれからでもコントリビューションを受け取りますが、企業と直接的コラボレートは行いません。コラボレーションはフリーソフトウェアプロジェクトの義務ではありません。結果的にこの明瞭かつ昔ながらの方針が、フリーソフトウェアとビジネス活動とのバランスを自動的にとるでしょう。

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