昨日はずっと2.1.6にコントリビュートされた日本語ヘルプファイルの翻訳修正をしていました。4時間あれば終わるだろうと思っていたら、なんと8時間かけても終わらないという、かなりタフなタスクになりました。でも、かなり面白かった。
実はこの日本言語ファイルはカナダの日本語クラスにいる大学生(つまりカナダ人)が作成してコントリビュートしてくれたもの。彼とはSNSで知り合い、XOOPS Cubeにも興味を持ってくれた彼は、日本語ファイルが全て揃ってないことに気付いて、勉強し始めて2年という日本語力でファイルをコントリビュートしてくれました。
国民性の違いとはいえ、日本人がおおかた3年近く誰も手を付けなかった翻訳を僅か48時間で決断して3週間後にはファイルが届くとは……海外パワー恐るべし。
コントリビュートされたのはキックスタートガイドとユーザーモジュールのヘルプです。
まぁ日本人云々はβの頃からキックスタートガイドに関するステータス表記が変わっていなかったことも原因だと思いますけど、それも含めて誰も気づかなかったというか、ヘルプ機能自体の知名度が低すぎたというか……
(なにげに日本語は未訳ファイルの残る数少ない言語のひとつだった)
翻訳の修正はすごく楽しかったです。英語版を監修してくれた方もこんな気分だったのかなぁ。
たとえば、やっぱり翻訳ソフトを使うんだけど、翻訳された日本語が難しくて(というより無茶苦茶な翻訳になって)「訳せない!」ってなったり、
面白かったのが意外とカタカナ外来語が使えないこと。本人のポリシーかもしれませんが、基本的に日本語に訳そうとするので、それで独特の表現になったり、分かりやすくなったりしました。
たとえば「ユニーク」を「一意」と訳さず「他の人と重複してない」という訳し方にしたり……これ「ユニーク」だと日本人でも分からない人が多いと思うので、結果丁寧な翻訳になっていると思います。
結果、元の翻訳文の表現やニュアンスを守ったまま翻訳し直しというセンテンスがほとんどになりましたが、Yahoo!翻訳そのままで手がつけられなくてペーストしたセンテンスがあったり、カタカナ語で住むところを全部日本語にしてあったり……相当苦労されたと思います。ありがたいことです。
あと「ゲームのないゲーム機が役立たずなのと同じように、モジュールのないXOOPS Cubeは役に立たない」という一文に括弧で「ソニーはノンゲームって言ってますが」って書いてあったり。ウケたんですが、悩んだ末に一応削りました。まあこのヘルプが作られ始めた頃って、まだXbox360が出るか出ないかって頃でしたからね……表現が古いのはしょうがないってことで……
そんなわけで、このヘルプは2006年に作られた相当古いもので、オンラインのドキュメントが増えている今のXOOPSでは役に立たないかもしれませんが、作業された方の情熱を味わうという意味で一度目を通してもらえると嬉しいです。
sunday-labの日本語訳版です。英語版のXOOPS Cube関連記事を翻訳作業中...
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