稲船氏はこの姿勢では海外メーカーに勝てないという。この現状をサッカーに例えて、「日本のナショナルチームがブラジルと対戦して3点取られたとする。ここで監督は『これ以上得点はやれない、ディフェンスを増やせ』とは言わない。8人で攻めろといったほうが格好いい。日本のゲーム業界は、ここで8人で守れと言っている。日本のゲーム業界は海外に3点取られているのに、守れというのはおかしい」と述べた。
どのような状況でも攻める手を緩めるべきではない。
それはとても興味深い考え方です。そしてそのスピーチはふたつの意味で私の考え方を変えました。
私は、自分たちにやる時間があるかどうかに関係なく、大量のタスクをプロジェクトに追加する決断をしました。
彼のスピーチを聴くまでは、私はプロジェクトのミッションの数を減らしつづけていました、なぜなら具体的にプロジェクトを推進するマンパワーがなかったからです。そして私は有志が再び十分な自由時間を獲得する時を待ち続けました。しかしそれは間違った判断でした。
私達日本人はとても忙しいです。忙しいからこそ、プロジェクトはミッションを追加することがあっても減らすことをしてはならなかったのです。矛盾していると思うでしょう。しかし減った仕事の状態でプロジェクトが維持できてしまうと、状況はそこで固定されます。もし攻勢にまわる道が選択できないなら、プロジェクトは閉鎖されるべきでしょう。
ですから「これ誰が担当するの?」なんて考えなくてよかったのです。誰もやらなければ最後に立った一人ができるところまでやる。それができなければ遅延したり、停止したりするでしょう。マンパワーの補充がなく、それが続けばプロジェクトはそこまで。それはToDoが多かろうが少なかろうが変わりません。
いまプロジェクトには多くのプログラム的な目的や、日本 Xoops の歴史上 XUGJ しか成功していない Day-to-Day な活動項目を追加していますが、なんの秘策もありません。
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