sunday-labの日本語訳版です。英語版のXOOPS Cube関連記事を翻訳作業中...

2008年4月19日土曜日

CEGui Mesh Viewer (1)

OGRE3Dにおける実機ビューワに相当する CEGui Mesh Viewer 。これがあれば、プログラマの方は、デザイナーのためにゲームアプリケーション専用ビューワを開発する手間を軽減できます。よほど特殊なことをやらない限り、開発の序盤から終盤まで全面的に活躍するビューワーになるでしょう。

CEGui とは、 OGRE3D コミュニティを中心に活用されているアプリケーション内の GUI システムで、この Mesh Viewer は CEGui を使って優れた操作性を確保したビューワです。ダウンロードはこちらから。

起動すると下のような画面になります。



アプリケーションの中にメニューが?と思うかもしれませんが、「これは実機ビューワ」と10回ほど頭の中で唱えれば気にならなくなると思います。 Mac OS X や Linux でも動くアプリケーションにするためにも、こういった CEGui のようなウィジェットは必須です。 OGRE で独自のツールやデバッグメニューを組み込んでいく際にも CEGui を使っていくことになると思いますので、ここは慣れていきましょう。といっても CEGui は非常に本格的な GUI ですので、何の心配も要りません。

とりあえずメッシュを読み込んで表示してみましょう。アプリケーションの特性上本格的なファイラーは積んでおらず、あくまで OGRE のリソースマネジメント機構を通じてデータを読み込むことになります。任意のデータの読み込み方法はまた次の機会で説明するとして、まずはサンプルを読んで使ってみましょう。

左上の Select Group のリストボックスをクリックすると、リソースグループの選択ができます。
リソースグループとは何なのか?ということはさておき、まず General を選択してみます。



次に左から2番目のリストボックスをクリックします。ここに表示されるのは General に所属するリソースです。
robot.mesh を選択してみます。



robot.mesh が表示されます。マウスの左ボタンを押しながら動かすと注視点を中心とした回転、右ボタンを押すとドリーになります。
メッシュデータがアニメーションデータを持っていれば、そのままアニメーションを表示することができます。
(プログラマからしてみれば、大助かりですね)

メッシュのウィンドウから Anims のタブを押すと、 Animation State の欄にモーションの一覧が表示されます。
ここで表示したいモーションを選ぶと、アニメーションが始まります。



もちろん CEGui Mesh Viewer はソースが公開されていますので、何か追加の機能が必要な場合はこれをベースに改良を進めていけばいいと思います。

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