sunday-labの日本語訳版です。英語版のXOOPS Cube関連記事を翻訳作業中...

2008年5月21日水曜日

Revival of Free Software (3)

前回のエントリに書いたように、この世のオープンソースプロジェクト全てが情報産業やウェブに関わるわけではありません。日本には、フリーソフトウェアとビジネスの間の関係について一般論を語ることを好む人がいます。しかし、彼らはそのようなプロジェクトを見向きもしません。恐らく、彼らは、そのようなプロジェクトが地球上に存在することを知りません。

各々の開発者は、各々の動機を持っています。誰にも特定のものとして定義できません。一部のジャンルにおける一部のオープンソースプロジェクトが何かを開発者に与えることは確かです。しかし、それは、開発者に対する唯一無二の動機ではありません。この世には次のようなプロジェクトもあるのです:

  • 社会貢献性皆無
  • 金が出ていくことはあっても金が入ることなんてありえない
  • キャリアプランにもライフプランにも一切影響しない


しかしながら、そのようなプロジェクトに加わる開発者はいます。あなたが心理学者でないならば、そのような開発者の心理を読み解いて解説する必要はどこにもありません。フリーソフトウェアプロジェクトに参加する開発者の動機を定義することは誰にもできません。動機もまた Free なのです。

一部の人々は私に私が XOOPS からどのような利益を得ているのか尋ねてきました。また XOOPS コミュニティのメンバーでさえ、得をすることがあるから XOOPS に関わっているのだろうと尋ねてきました。彼らは私を通じて自分自身を見ていたのだと思います。私の動機が利益だと彼らが感じた理由は、彼らの動機が利益だからです。

開発者は、損することがなければ、得がなくても行動します。

従って、 XOOPS Cube が IT/Web 産業だからといって、 XOOPS Cube の陰謀を邪推するのは無駄な時間です。あなたも私達もそんなことを考えるエネルギーがあるなら別の行動に使うべきです。

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